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英語ペラペラ

【映画】

インセプション

先行上映を観てきました。
数ヶ月前から楽しみにしていた作品です。

クリストファー・ノーラン監督作品、
レオナルド・ディカプリオ主演。
お馴染みのマイケル・ケイン、音楽はハンス・ジマーが担当。

ケン・ワタナベやキリアン・マーフィーも助演で参加。
日本なら「ノーラン組」「ノーランファミリー」なんて
いい加減な名前で括られそうですが、チームとしての印象は強いかも。

以下、映画の感想なのでネタバレを含むかもしれませんが
これからまっさらな気持ちで視聴したい方はブラウザを閉じて下さい。

ノーラン監督といえば「メメント」「インソムニア」が有名ですが
私の中では「バットマンビギンズ」「ダークナイト」が浮かびます。

この監督は壮大な倒置法、というか
意図的に時系列を置き換えて編集、表現するのが好きですね。
私も自分で書く時にそういう事するの、好きですけど。

場面や伏線を印象づけるのに役立つと思います。

今作は脇役がいい味を出していて、また活躍の場があって
登場人物を大切にしているところに好感が持てました。

正直、レオ以外みんな死ぬか、レオだけ死ぬかだと思ってました。

助演の中ではエレン・ペイジが魅力的でした。
画像検索かけるとなんだか微妙な写真ばかり出てきますが
バットマン三部作、最終作でも使ってくれないだろうか。

ケン・ワタナベですけど序盤で死んでそれきりのチョイ役だと…。
思い込んでましたが、それはラーズの時にやってますな。
あとラーズの時よりも安心して(?)英語の発音を聞けた気がする。

主人公のミスター・コブに触れますと、主演が同じなせいか
「シャッター・アイランド」のレオナルドと
立ち位置や心の傷が被っていると感じる部分がいくつかありました。

いや、どちらかがどちらかに似ているという話ではなく
キーワード的な部分で彷彿とさせる、というだけですけど。
どちらも奥さんとゴニョってたり、トラゴニョを抱えてたり。

本編、物語の主幹は人の潜在意識=夢、がメインの舞台。
この辺りはノーランファンなら期待して観ていただいていいかなと。
夢の中ではガッツンガッツンのアクションシーンも多いです。

アリアドネが街を折り畳むシーンは圧巻でした。
グオングオンしながら空が閉じていくのね。

この下、さらにギリッギリなところでネタバレに近づきますが
意外に意外に、ハッピーエンドで安心しました。
と、思いきや、おいおい、ラストはどっちなんだこれ!?

という所で終わるので最後までドキドキしました。

ボケっと観てると意味わかんないままで終わるかもですが
決して難解であったり、中二的なストーリー展開ではないので
このシーズンにSF的な、アクション的な物を求める方はどうぞ。

私はそのどちらでもなくて、
人の深層意識、潜在意識を語る部分がすごく好きなんですけど。

高い所から落ちて目覚めた経験が何度かある私は、
夢から現実へ戻る方法の説明をする描写で頷いてしまいました。

最後にひとつ、鎮静剤を打って夢の中で死ぬのはやめましょう。
by onihito | 2010-07-18 00:37
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