ねこをたべたねずみ

【映画】

●ザ・ウォーカー

原題は「The Book of Eri」。
イーライの書。
デンゼル・ワシントン主演映画。

私はゲイリー・オールドマン目当てで観てきました。
ゲイリーというと「レオン」のイカれ刑事をイメージする方が多いかも。
私はやはり「バットマンビギンズ」のゴードンが真っ先に出てきました。

さてこの映画、地球に残された最後の謎の本を謎の男が謎の場所に運ぶ、
というのが大まかなストーリーで、実際にそのまんまな感じで進みます。
謎の本、の中身に関してはおそらくはほとんどの方が何なのか気づくはず。

私は予告トレイラを観た時点で話の内容ともにわかりました。
とはいえ、そこは問題じゃないです。

国内の予告トレイラを観ると、いかにも
謎の本を巡って、複線と謎解きが絡むアクション映画、という印象ですが
実際にはそこまでステレオタイプではない、むしろ淡々とした内容です。

派手なアクションや軽快なテンポを期待すると肩すかしを食らいます。
話の流れが冗長で退屈だ、と感じる方も少なくないかもしれません。

一番の問題は宗教色が強い、という事です。

宗教や神話、少なくとも聖書に関してある程度の知識、
できれば習慣や実感を伴う事ができる前提があった方が良さそうです。
登場人物や話の内容に対して感情移入や理解できる幅が変わります。

「マトリックス」の製作に関わった方が監督をつとめているのですが
私は前述の通り、そうしたスタッフや謎の本、というキーワードから
ある程度作品の中身を予想できていたので余裕をもって楽しめたのですが。

「マトリックス」もアクション部分ばかりが取り上げられていましたが
話の蓋を開けると聖書に絡む部分が非常に強かったですからね。

この作品に限らず、詐欺まがいな国内予告トレイラの編集や宣伝傾向は
いい加減やめたらどうかと思うのですが業界も不振なので仕方ないのかも。

少し中身に触れておくとカーネギーの街での銃撃戦で
イーライと側近(名前忘れた)が対峙してから銃を下ろすまでのシーンが
台詞がないだけに互いの心情を想像する余地があって印象に残りました。

あと登場人物の名前が本当最低限にしか出てこないのね。
イーライの名前すら終盤まで出てこないという。

あとトム・ウェイツ。
出演すると知らなかったので彼が出てきた時は小さく驚きました。

そんな感じで、非常に地味な映画です。
基本的に無信仰な日本人には理解しがたいかも。
間違ってもデートプランには入れてはいけない映画です。

観ても何かがすっきりするような作品ではないです。

ちなみに私は好きです。
全編通して薄暗い画面効果を加えた事による雰囲気も良いです。

あ、その薄暗い画面が最後に…という部分ですっきりできるかも。
まずは聖書に目を通して下さい。
by onihito | 2010-06-22 13:30 | Comments(0)
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